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現在『落下の解剖学』の動画を配信中のサービスはありません。※このページは2024年2月19日にワンスクリーン編集者により更新されました。
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『落下の解剖学』はどんな作品?
『落下の解剖学』は2023年の洋画です。
原題
Anatomie d'une chute
カテゴリー
再生時間
-
製作国公開年
2023年
日本公開日
2024年2月23日
製作国
フランス
ジャンル
オリジナル言語
フランス語
『落下の解剖学』の解説
第76回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、第81回ゴールデングローブ賞では脚本賞と非英語作品賞の2冠を達成した作品。雪の降り積もる山荘で起きた転落事故を主軸としたサスペンスで、メガホンを取ったのは「ソルフェリーノの戦い」「愛欲のセラピー」などを手掛けたフランスの映画監督ジュスティーヌ・トリエ。主演は「レクイエム ミカエラの肖像」で第56回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(女優賞)を受賞したサンドラ・ヒュラーが務めた。
■見どころ
①真実が何かというより、与えられた情報によって見え方が変わるという体験が怖くて面白い。
②法廷劇の中で少しずつ、まさに「解剖」のように紐解かれていく脚本にハラハラする。
③カメラワークが多彩で、緻密に計算された映像だということが伝わり画面から目が離せない。
『落下の解剖学』のあらすじ
人里離れた雪降り積もるフランスの山荘で、視覚障がいをもつ11歳の少年が血を流して倒れている父親を発見。泣き叫ぶ声を聞いた母親が駆け付け救助を要請するも、父親は既に息絶えていた。当初は事故による転落死と思われたが、その死には不審な点も多く前日に夫婦喧嘩をするなど動機もあったことから、妻であるベストセラー作家のサンドラが夫殺しの容疑で逮捕された。サンドラは息子に対して必死に自分の無罪を主張し、裁判が始まると息子を唯一の証人として迎える。しかしその過程で、事件の真相と仲睦まじく見えていた家族の裏の顔が露わになっていく……。
『落下の解剖学』の予告編動画
『落下の解剖学』予告編 2024.2.23公開
『落下の解剖学』のキャスト
『落下の解剖学』の感想レビュー・評価
5.04件の評価
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むるそー2024年4月12日すごく好き
雪山の山荘で一人の男性が不審死を遂げた。殺人の容疑を掛けられたのは彼の妻。裁判を通して、"真実"とは何かを探る作品。
この映画を見ている我々は裁判の傍聴人の視点で事件の真相を辿っていく。探偵に追い詰められた犯人が自白することもないし、最後まで絶対的な真実が提示されることも無い。そんな今作は、神の視点を持たない我々に絶対的な真実など存在しないということを教えてくれる。
僕は中学生の時に出会ったカ...
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雪山の山荘で一人の男性が不審死を遂げた。殺人の容疑を掛けられたのは彼の妻。裁判を通して、"真実"とは何かを探る作品。
この映画を見ている我々は裁判の傍聴人の視点で事件の真相を辿っていく。探偵に追い詰められた犯人が自白することもないし、最後まで絶対的な真実が提示されることも無い。そんな今作は、神の視点を持たない我々に絶対的な真実など存在しないということを教えてくれる。
僕は中学生の時に出会ったカミュの異邦人に鈍器で殴られたような衝撃を受けて、以来この名前を使っている痛々しい人間なのだが、今作ではその時に食らった感覚を再認識することができた。
絶対的な真実などこの世には一つもなくて、人の脳みそや定点カメラのデータがそれぞれの視点からの主観的事実を教えてくれる。そのデータの集合体が客観的事実となり、"真実に限りなく近い何か"に形を変えていく。
一人一人の中にそれぞれの事実が存在し、それは矛盾しない。そして「それは重要じゃない」ことを念頭に置きながら生きていきたい。
それはそうと、こんなのを見せられたら一層結婚したく無くなるじゃん。花恋なんかよりこっちの方が断然カップルで見ちゃいけない映画だよ
bali2024年3月17日すごく好き
この感想はネタバレを含みます。
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鑑賞前に抱いていた印象をよい意味で裏切られた作品。鑑賞前の印象は家族が最大の容疑者の法廷ミステリーだったが、実際は夫婦の破綻の物語であり、謎解きが主軸の作品ではまったくなかった。鑑賞中、与えられた情報をつぎはぎしながら、夫が自殺か他殺だったのかを推理。夫は自殺だったのだと自分なりに断定してみる。劇中の裁判でも妻は無罪だと結論づけられた。でも劇中では夫が死亡したシーンが回想で描かれることもなければ、確かな答えを提示するわけでもない。普段目にする事件のニュースしかり、自分も与えられた情報をもとに何気なく決めつけている。そんな危うさが、本作のコアな部分な気がしている。
yasuda yuuka2024年2月28日すごく好き
カンヌ最高賞を受賞したフランス映画。ある男性の不審死をめぐるミステリだが、法廷劇と呼ぶ方が相応しい。少しずつ明らかになっていく嘘と秘密。コロコロ変わる登場人物たちの印象。右へ左へと振り回されて、引き込まれ続ける152分間。法廷は真実を明らかにする場所ではなく勝敗を決める場所であるという前提で、人間の多面性を突きつけられる、なんと素晴らしい脚本だろう!キャストたちの演技力も最高。
カンヌ最高賞を受賞したフランス映画。ある男性の不審死をめぐるミステリだが、法廷劇と呼ぶ方が相応しい。少しずつ明らかになっていく嘘と秘密。コロコロ変わる登場人物たちの印象。右へ左へと振り回されて、引き込まれ続ける152分間。法廷は真実を明らかにする場所ではなく勝敗を決める場所であるという前提で、人間の多面性を突きつけられる、なんと素晴らしい脚本だろう!キャストたちの演技力も最高。
Kaori2024年2月26日すごく好き
法廷劇としてすごくスリリングで釘付けになる。証言は深く追求されるほど曖昧になって、人間の記憶ってそんなもんだよなあ、とも。パルムドッグ受賞も納得のスヌープくんの演技がとにかくすごい!本当に心配になる。
法廷劇としてすごくスリリングで釘付けになる。証言は深く追求されるほど曖昧になって、人間の記憶ってそんなもんだよなあ、とも。パルムドッグ受賞も納得のスヌープくんの演技がとにかくすごい!本当に心配になる。
『落下の解剖学』はNetflixやAmazon プライム・ビデオで配信している?
『落下の解剖学』をDailymotionやYouTube , bilibiliなどで視聴するのはやめよう
もしDailymotionやYouTube、bilibiliなどの動画共有サービスで『落下の解剖学』がアップロードされていたとしても、視聴するのはやめましょう。まず、違法にアップロードされたのものと知りながらダウンロードをすることは違法です。 また、その映像が有償のものと知りながらダウンロードした場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金(またはその両方)が課せられます。さらに、ウイルス感染するリスクもあるため、正規の動画配信サービスを利用した方が良いでしょう。無料のお試し期間を設けている動画配信サービスもあるので、その期間を利用して視聴するのが1番安全でお得です。参考 : 「ちょっと待って!そのダウンロード、違法かも?」(文化庁作成)AD