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『男はつらいよ』シリーズをはじめとして、長きに渡って人情物語を描き続きてきた山田洋次監督。そんな彼が91歳にして90本目の監督作として生み出した、令和の時代を生きる等身大の親子を描いた作品。主演を務めたのは、約50年にも渡って山田洋次監督作品に出演してきた吉永小百合。彼女の息子役は、『鎌倉殿の13人』などで知られる大泉洋が演じた。本作は永井愛の戯曲『こんにちは、母さん』を映画化した作品であり、日本映画史に残る新たな名作だ。

■見どころ
①変わりゆく時代だからこそ、いつまでも変わらない「親子」の在り方に心が温まる。
②『母』3部作の3作目にあたり、山田洋次監督と吉永小百合の集大成となっている。
③山田洋次監督があらためて原点回帰して「母と息子」を描いており、映画ファンなら必見の一作。

房俊介

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